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【ときめきまんが道-池野恋40周年本-】上・下巻の感想:池野恋さんファン必見の2冊!

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[まとめ買い] ときめきまんが道 ―池野恋40周年本―

 

こんにちは、マンガ大好きともちです。

 

今回紹介するのは、池野恋(いけのこい)さんの【ときめきまんが道-池野恋40周年本-】上・下巻です。

 

この本を読んだきっかけは、「池野恋さんが好きだから」です。

それと、【ときめきトゥナイト】の登場人物が表紙を飾っているのにも目を惹きましたね。

手に取って読んでみたい!って思いましたもん。

やっぱり、表紙って大事です。

 

この本を読んだ感想を一言でいうと、

池野恋さんファンなら大満足の2冊となっています。

 

「ホントに大満足なの?」

「読んで損はないのかな?」

 

と心配なアナタのために、私が【ときめきまんが道-池野恋40周年本-】の読みどころをしっかりレビューしていきたいと思います。

 

 

 

<もくじ>

 

池野恋さんについて

本名:玉山智恵美

1959年4月16日生まれ。岩手県花巻市出身。B型。

代表作は【ときめきトゥナイト】【ナースエンジェルりりかSOS】

活動期間:1979年~

池野恋 - Wikipediaより>

 

【ときめきまんが道-池野恋40周年本-】とは

【ときめきまんが道】は、池野恋さんのマンガか人生を題材にした、自伝エッセイマンガです。

 

上巻では、絵を描くのが好きだった子供時代から、マンガ家デビューをし初連載をするまでのお話。

下巻では、初の読者イベント参加から【ときめきトゥナイト】連載終了までのお話が描かれています。

 

また、上巻の巻頭には、池野恋さんが子供の頃に描いたマンガの写真やデビュー後に描いたカラーイラスト。

下巻の巻頭には、【ときめきトゥナイト】の付録写真やカラーイラストが載っています。

 

さらに、上巻には「りぼん」1979年5月大増刊に掲載された読み切り【M・Y様に捧ぐ】

下巻には「りぼん」1980年10月号に掲載された【勝負あり!】も載っています。

 

2作品ともコミックスには未収録作品なので、この機会にぜひ読んでみてください。

 

【ときめきまんが道-池野恋40周年本-】上・下巻の印象的なエピソード

【ときめきまんが道-池野恋40周年本-】の印象的なエピソードを紹介します。

 

子供の頃から絵が上手い

上巻の巻頭に写真で紹介されているのですが、小学校3年生の時に描いたマンガ旅行記【松島】のクオリティーの高さにビックリです。

 

私も絵を描くのが好きで、一番古い記憶では幼稚園時代に【バーバパパ】の紙芝居を作りました。

 

その後も高校生くらいまでは絵を描いたりマンガを作ったりしていたのですが、プロになる人と完全ド素人の私では、幼少期のエピソードからして全く違いました。

(まぁ、比べる次元が全く違いますけどね(笑)

 

池野恋さんは小1の時に「ジャングル大帝」1話分を丸々模写したと書いていますが、もうその時点で凄すぎです。

 

私なんて・・・私なんて・・・(以下自粛)

 

子供の頃の作品が残っているのも凄いなぁって思いました。

しかも写真で見る限り、保存状態もとても良さそうです。

一つ一つが丁寧に作られていて、とても素人仕事とは思えません。

 

池野恋さんが描いた他作者のマンガイラストが見れる。

池野恋さんが影響を受けたマンガの紹介として、池野恋さんが描いたオスカル【ベルサイユのばら】や岡ひろみ【エースをねらえ】、つる姫【つる姫じゃ~】などが見れるのも、見どころの一つかなぁて思います。

 

一条ゆかりさんや萩尾望都さん作品を描いたコマもあって、上手く特徴をとらえていて、さすがプロだなぁて思いました(失礼)

 

初投稿から【ときめきトゥナイト】連載までの道のりが神がかり

いくら今まで書き溜めていた作品があったからって、ちゃんとしたマンガの描き方も知らない、まったくのド素人が1ヶ月で投稿しようと考えることにまずビックリ。

だって、ケント紙もペン入れの仕方も枠線の引きかたも知らなかったんですから。

 

私だったら準備期間をもっと余裕を持ちます。

(だから自分と比べるなってば)

 

だけど、その初投稿作品でデビューが決まっちゃうんだから、池野恋さんて凄いです。

 

さらに凄いのが、デビューしてから3年間、ずっと会社勤めをしていたこと。

デビューしたての頃は、それだけで生活できる不安から定職についていた理由もわかりますが、連載も決まったりコミックスが出版されたのにもかかわらず、ずっと仕事を続けていたのはホントに凄いと思います。

 

この本を読む限り、本業(?)のお仕事も凄く忙しそうです。

慣れない仕事を覚えたり、通勤に時間を割いたり、新人研修や飲み会、社員旅行。

マンガ家の仕事だって、今ならネットで済む打ち合わせも、家の固定電話だったり、原稿は郵送だったり、担当さんが岩手まで来たり。

 

池野恋さんは

「まだ20歳!

 体力も即座に回復し、大変だったことも忘れてしまいます」

と書いていますが、ホントによく身体を壊さなかったなぁと思います。

 

でも、

「やはりよほどのストレスがあったのでしょう。

 フリーになったとたん、腹痛がピタッと治まりました」

とも書いてます。

腹痛だけで済んでホント良かったです。

 

【ときめきトゥナイト】の連載・アニメ化エピソードが凄い。

この話はこの本の醍醐味の部分だと思うので、簡潔に、でもわかりやすく書こうと思います。

 

【ときめきトゥナイト】の連載やアニメ化の決め方って、今では考えられないエピソードだと思うんだけど、どうなんですかね?

特にアニメ化の話の所なんて、今思うと無謀というかなんというか・・・

(結果的には成功したから良かったけど)

 

当時の関係者さんは、「絶対に当たる」っていう確信があったんですかね?

コケたら大問題だったと思うのですけど、これは池野恋さんも相当なプレッシャーだったと思います。

 

連載にしたって、この状況で予告カットを描くなんて・・・

当時の担当さんが相当なやり手だったのか、マンガ家という職業がホントにブラックだったのか・・・

 

担当さんの好みで作品の内容は(ある程度)左右される!

これも、この本の醍醐味の部分だと思うので、簡単に、でもわかりやすく書こうと思います。

 

【ときめきトゥナイト】連載中に、担当さんが変わります。

デビューして7年、初めてのことだそうです。

 

「ちなみに担当替えのタイミングは(ここはネタバレになってしまうので自粛)の頃だったと記憶しています。

 自分ではよくわかりませんが、何か違いを感じた方はいらしたでしょうか?」

 

と、池野恋さんは書いています。

確かにこのタイミングで作風が変わるのですよね。

言われてみると、なるほど納得です。

 

人事異動で上司が変わるのは、どこの世界でもある話ですけど、マンガ連載中の担当替えて、ホントに大変だろうなぁって思います。

 

でも池野恋さんは言います。

「そのたびに右往左往してる場合じゃありません。

 ”自分が描きたいもの”の軸はブラさず、新しいアイデアやネタを吸収させていただきます!」

 

コミックス未収録の2作品が読める

【ときめきまんが道-池野恋40周年本-】に載ってる、コミックス未収録2作品の感想を書きました。

 

【M・Y様に捧ぐ】

上巻に載ってる作品ですが、ヒロインの萌(もえ)ちゃんがカワイイし、相手役の柚木(ゆずき)くんも愛嬌があるし。

「自分だけしか知らない素の相手」

というのが、今も昔も共通の萌えポイントなのですよね。

 

デビュー2作品目とのことですが、読みやすいしイラストも丁寧でキレイだし、プロになる人は最初から凄いのだなぁて思いました。

 

当時のエピソードを読んでマンガを読み、そしてまたエピソードを読み返してみる。

そうすると、マンガ作りの大変さが伝わってきやすかったし、

「ここがあのシーンね」

て思うところがあって、面白かったです。

 

【勝負あり!】

下巻に載ってるコミックス未収録作品。

 

池野恋さんは当時のエピソードに、

「作者もその存在を忘れるほどの、地味~な作品」

「当時のメモに

 ”何を描きたいのか自分でもわからなかった”

 なんて書いてあるんです」

て描いてましたが、私キライじゃないです。

池野恋さんにはコメディ要素が重要視されていたのが良くわかるエピソードです。

 

池野恋さんも書かれていますが、男の子のキャラが真壁(まかべ)くんに似ているのも、私が嫌いじゃない理由になっていると思います。

でも、お話もキライじゃないですよ。

 

主人公の日和(ひより)ちゃんの切ない気持ちとか、相手役の五十嵐(いがらし)くんのやるせない気持ちが伝わってきます。

この先、2人はどんな風に進展していくのかなぁっていう楽しみのある終わり方。

私、こーゆー終わり方のマンガが昔から好きなのです。

 

【ときめきまんが道-池野恋40周年本-】上・下巻を読んだ感想のまとめ

私も子供の頃から絵を描くのが好きで、漫画家になりたいなぁなんて思っていたこともあったので楽しく読めました。

そして、そう思っていたからこそ、私が漫画家になれなかった理由もわかりました。

マンガに対する熱量が、最初から違ってましたね。

 

【ときめきトゥナイト】は初の長期連載、そして代表作ということで、池野恋さんにも思い入れがたくさんあったのだなぁとこの本を読んで思いました。

 

下巻の第16話・17話は、とても興味深く読ませていただき、この話と当時のマンガを一緒に読むと、今までと違った視点というか、再発見があったりで面白かったです。

 

また、下巻のあとがきの最後、これまた私は「えぇっ!」と声が出るくらいビックリして、胸がぎゅぅってなって、涙が出ました。

 

とにかく、池野恋さんファンなら大満足の2冊だと思います。

 

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