【ときめきトゥナイト・江藤望里の駆け落ち】感想・元祖草食系男子モーリが最高にカッコイイ
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ときめきトゥナイト 江藤望里の駆け落ち (りぼんマスコットコミックス)
こんにちは、マンガ大好きともちです。
【ときめきトゥナイト】というマンガをご存じですか?
アラフォー女子のほとんどが、小・中学生の頃に読んだことがあると思います。
1982年7月号から1994年10月号まで『りぼん』で連載されていました。
作者は池野恋さん
単行本全31巻(本編30巻と完結編『星のゆくえ』)
文庫版全16巻が発売されています。
今から約40年も前に連載されていたマンガのスピンオフ作品【真壁俊の事情】が、2018年8月に発売され話題になりました。
私の【真壁俊の事情】を読んだ感想はコチラ
【ときめきトゥナイト・真壁俊の事情】感想・ - ナチュラリーよろしく!
今回は、【ときめきトゥナイト】のスピンオフ作品第2弾【江藤望里の駆け落ち】をご紹介したいと思います。
本作の主人公は、【ときめきトゥナイト】第1部のヒロイン江藤蘭世の父親・望里(モーリ)
椎羅(シーラ)との出会いから結婚までのストーリーが描かれています。
<もくじ>
- 【ときめきトゥナイト・江藤望里の駆け落ち】のあらすじ
- 【ときめきトゥナイト・江藤望里の駆け落ち】の主な登場人物
- 【ときめきトゥナイト・江藤望里の駆け落ち】の印象的な4つのシーン
- 【ときめきトゥナイト・江藤望里の駆け落ち】の感想・まとめ
- 番外編の番外編【江藤蘭世の悶々】
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【ときめきトゥナイト・江藤望里の駆け落ち】のあらすじ
望里(モーリ)は、魔界に住む吸血鬼。
生き血を嫌い、女性も苦手。
読書と小説を書くことが好き。
なので一族からは「お前は本当に吸血鬼なのか」と変わり者扱いされていました。
バンパイア族と狼族が仲が悪いという言い伝えの真相を調べていた望里は、狼族の娘・椎羅(シーラ)に出会います。
シーラは生まれてから今まで、半狼人間の姿をしていたので、家族からも村の仲間からも厄介者扱いをされていました。
バンパイア族と狼族の真相を調べていくうちに、シーラへの恋心を確信するモーリ。
けれど魔界では同じ種族同士で結婚することが基本です。
それにシーラには、ヒトの姿に戻ったら政略結婚をしなくてはならない婚約者がいました。
シーラは月に一度、誰にも手を付けれないほど狂暴になるときがあり、その日が近づくと隔離されていました。
そのことを知ったモーリは、狼の姿で狂暴化したシーラを落ち着かせるためシーラの生き血を吸います。
すると、シーラはヒトの姿になることができました。
シーラの呪いが解けたのです。
バンパイア族と狼族が仲が悪いという言い伝えの真相とは?
無事に人の姿になることができたシーラとの恋のゆくえは?
【ときめきトゥナイト・江藤望里の駆け落ち】の主な登場人物
- 江藤望里(えとうもーり)<モーリ=エトゥール>
吸血鬼であるにもかかわらず、生き血を嫌い、女性も苦手。
読書と小説を書くことが好きで、一族からは「お前は本当に吸血鬼なのか」と変わり者扱いされている。
由緒あるエトゥール家の跡継ぎで、従弟から「いい加減結婚して子孫を残せ」と言われている。
バンパイア族と狼族の仲が悪いという言い伝えの真相を調べているときに、狼族の仲間から乱暴されそうになっていたシーラを助けたことにより、二人は意気投合する。
- 江藤椎羅(えとうしーら)<シーラ=クレリー>
狼族の名家クレリー家の娘。
かけられた呪いのせいで、生まれたときから半狼人間の姿をしている。
そのせいで家族からも村の仲間からも厄介者扱いされている。
狼族の仲間から乱暴されそうになっていた時にモーリに助けられる。
「彼女はなんて澄んだ心の持ち主なんだ。
自分を醜いと思っているけどとんでもない。
何の邪気もない心のまっすぐな清らかな乙女の血だ!」
byモーリ
- サンド
霧を操る魔界人で、王家に仕えている。
王の婚約記念舞踏会の招待状をエトゥール家に持ってきたときにモーリと知り合う。
その後は、バンパイア族と狼族の仲が悪いという言い伝えの真相を伝えに来たり、魔界と人間界を繋ぐ「扉の番人」の仕事を依頼するために、モーリの元に訪れる。
【ときめきトゥナイト・江藤望里の駆け落ち】の印象的な4つのシーン
モーリとシーラが出会った時のセリフが素敵。
「私のこと気味悪くないの?」
というシーラの問いに対して、
「言っただろ。
狼族と話をするのは初めてだって。
別に気にならないよ。
何が正しくて何が違うのか、もともと知らないんだから」
と答えるモーリ。
くぅぅぅ~~~!!!
オトコらしいじゃありませんか!!
「君こそ私なんかと口をきいて大丈夫なのか?
狼即とバンパイア族は昔から仲が悪いっていう話だから、これが知れたら君の立場が悪くなるんじゃないのかい?」
とモーリが逆に質問すると
「わたしもバンパイア族の人と話をするのは初めて。
わたし、自分の目で見て感じたものしか信じないの」
と笑顔で答えるシーラ。
カッコイイですよね。
モーリもシーラも、人の意見に左右されない、芯の通った人柄なんだと、このシーンだけで伝わってきますよね。
シーラの呪いが解けて人の姿になるシーン
【ときめきトゥナイト】の読者なら、シーラが美人なのは百も承知なわけですよ。
でも【江藤望里の駆け落ち】を集中して読んでいると、シーラのヒトの姿なんて忘れちゃうわけです。
モーリがシーラの呪いを解いたとき、シーラの人の姿を初めて見たような、そんな錯覚が起きるのです。
(まぁ、若い時のシーラのヒトの姿は読者も初見なのですけどね(笑)
シーラの家出から二人が駆け落ちするまでのシーン
2人がお互いの気持ちを告白するシーンは、グッとくるものがあります。
シーラの、純粋でまっすぐで自分の気持ちに正直な性格は、しっかりと蘭世に受け継がれていますね。
バンパイア族と狼族の言い伝えの真相を知ったときの言葉や表情なんて、蘭世もシーラと同じ言動をしますよね、絶対。
モーリも作家だけあって、かなり情熱的です。
「扉の番人」の役目を任された時のシーン
モーリとシーラ、二人がどうしてどうやって「扉の番人」になったのかが明らかになりましたね。
前回のスピンオフ作品【ときめきトゥナイト・真壁俊の事情】の時も思いましたが、物語を作るのにあたって、理由の後付けってすごく難しいと思うんですよね。
けれどもそんなところを見せないように描かれているところは、さすが池野恋さんだなぁって思いました。
まったく不自然じゃないんですよね。
永遠の命である魔界人がなぜ江藤家の地下室にあるお墓で眠っているのか、連載当初から不思議だったのですが、その謎がやっと解けました。
【ときめきトゥナイト・江藤望里の駆け落ち】の感想・まとめ
【ときめきトゥナイト】連載時には恐妻家になっていたシーラの過去がこんな悲劇だったなんて思っていませんでした。
こんな過去があったからこそ、蘭世の恋愛にあんなに関心があったんだろうなぁって思いました。
親の心子知らず。ってヤツですね。
子供の頃は真壁君が好きだったけど、大人になった今は断然モーリですね。
旦那さんにするなら元祖草食系男子のモーリでしょう。
少し頼りない部分もあるけれど、とても優しくて情熱的で芯が強く、純粋でまっすぐで、なにより家族思い。
こんなイイ男いませんよ。
番外編の番外編【江藤蘭世の悶々】
この本の最後に、前作【ときめきトゥナイト・真壁俊の事情】の続き、真壁君が蘭世に正式にプロポーズした後の話が載っています。
「真壁君からのプロポーズを正式に受け、結婚を前提にお付き合いを始めたことを、神谷さんにどう伝えるか」
という話です。
神谷さんと蘭世は、ホント良きライバルで親友ですよね。
2人の関係が羨ましいです。
神谷さんもホントに真壁君のことが大好きだからツラいよね。うんうん、わかるよその気持ち。
って思います。
この話が読めて良かったなぁって思いました。
スピンオフ作品を気にしない人にはおススメの一冊だと思います。
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